曲書緩想文

もともと音楽の話ばっかりしてました。今はよくわかりません。

歌え、踊れ、笑え。アスパラの「誕生日祝い」 (Asparagus @熊谷Heaven's Rock 2013, 11/3 )

この日は熊谷Heaven's Rockの20周年記念イベント。Husking BeeAsparagusの2バンド、各1時間持ちのライブだ。

 

 

18時10分、客電が落ちてメンバーがステージに現れる。

ハスキン目当ての客の方がやや多かったものの、1曲目"Silly Thing"からダイブ多め。すでに温まっている。

時期的に目新しいものはないが、漫画『BECK』で死亡遊戯のタケちゃんが「安定して客を沸かせることができるバンドは貴重だ」といっていたシーンを思い出す。

 

 

中盤は"Honesty"、"With the Wind"、"I'm off now"などでゆったりと聴かせた後、"DIDDY-BOP"で再び爆発。この緩急自在の空気のコントロールは、キャリアの為せる業だろう。
 

空気といえば、AsparagusはユルすぎるMCでも有名。

もはや「MC芸人」とでもいうべき渡邊忍の滑り知らずトークはミュージシャン界隈でも参考にしたがっているフォロワーが多いとかなんとか(といってもほとんど忍の天性のキャラによるものなので、なかなか真似できるものではないのではないか)。

この日のMCはこんな感じだった(一部うろ覚えで書き起こし)。

 

激ユルMCの後はビシッと曲で空気を入れ換える。つくづく、「ズルいなあ」と思うほどの鮮やかな切り替えだ。
最後は"Fallin' Down"で大盛り上がり。曲終わりに忍がフロアに飛び降り、the Clashの"I fought the law"のリフで締める。
ツーマンなので「前座」ではないが、後のハスキンに満点の状態で繋ぐ1時間だった。